【福島】7月12〜13日 ホテリ・アアルトツアー

識る、感じる、広く、深く。「建築家・益子義弘とともに」
~会津裏磐梯・HOTELLI aalto にて~

【町の工務店ネット会員向けのイベントです】
日程:2022年 7月12日(火)〜13日(水)
場所:HOTELLI aalto[ホテリ・アアルト] 福島県・檜原大府平
集合/解散:12日 14:10 JR猪苗代駅 / 13日 12:30 JR猪苗代駅
参加費は部屋タイプにより異なります。

改修工事によって、築40年の保養施設をホテルに生まれ変わらせた一期工事から12年、新築された二期工事部分が完成しました。この「ホテリ・アアルト」を見て、泊まり、食し、語らう。このホテルを設計された建築家・益子義弘さんにご案内いただき、益子アトリエ出身の堀部安嗣さんに聞き手になっていただく―贅沢なセミナーが実現しました。

設計/案内 益子義弘

ますこ よしひろ / 建築家・益子アトリエ主宰

1940年 東京に生まれる
1964年 東京藝術大学美術学部建築科卒業
1966年 同大学大学院修士課程修了、同大学助手(吉村研究室)
1973年 MIDI綜合設計研究所
1976年 永田昌民氏とM&N設計室開設
1984年 東京藝術大学助教授
1989年 同大学教授
2007年 同大学名誉教授
主な著書 /『建築への思索-場所を紡ぐ』(建築資料研究社)
『湖上の家、土中の家-世界の住まい環境を測る』(農文協)
『住風景を創る』(彰国社)ほか

聞き手 堀部安嗣

ほりべ やすし / 建築家堀部安嗣建築設計事務所主宰

1967年、神奈川県横浜市生まれ。筑波大学芸術専門学群環境デザインコース卒業。益子アトリエにて益子義弘に師事した後、1994年、堀部安嗣建築設計事務所を設立。2016年、〈竹林寺納骨堂〉で日本建築学会賞(作品)を受賞。

■見どころ1 建築と環境を結ぶ

「個々の場のデザイン的な配慮以前に、建築の空間がここを訪れた人たちにいかにより深く一帯の環境と結ぶはたらきをもつことができるか」
益子さんがこの設計の過程でいつも伏線のように頭を占めていたこと、として述べています。豊かな自然の中に建築を配するとき、ともすれば景観を損ねる、というように考えがちです。しかし、練りに練られた建築は、あたかも最初からそこにあったかのような、それでいて、新鮮な風景を作り出します。建築があるからこそ思いを馳せられるような風景の文脈が、この場所から読み取ることができるのではないでしょうか。
益子さんの自邸「新座の家」は、JIA(日本建築家協会)の25年賞を受賞しています。雑木林の中にポツンと作った家です。年月を経過し、周囲は密度の高い住宅街になりました。益子さんの家の周りだけは、武蔵野の風景を残しています。「一帯の環境と結ぶ」ということは、普段の仕事ではなかなか実現できないように思うかもしれません。しかし、益子さんの自邸がそうであるように、まずは一戸からはじまるのです。
建築と、周辺環境をいかに結ぶか。そんな実例を設計者自らの案内で巡ります。


■見どころ2 場所ごとの居場所の重心

この計画は、築40年を経た保養施設を改修し、ホテルに蘇生させる一期と、沼に沿って新たに建てられた二期計画からなります。通常は土地環境を読み、そこに建築を配するものですが、一期工事は既存の建築そのものを下地として計画しています。架構をできるだけ変えない方針とし、その結果、客室はすべて異なるプランとなりました。今回は、これらすべての客室を見学します。また、一期工事の竣工から、東日本大震災を挟んで12年を経て、二期工事も竣工しました。既存の客室からは遠望が得られます。新しく設けられた客室は、間近にある湖沼や木立に向かっています。それぞれの場所の、どこに居場所の重心があるのか、どう環境と結ばれているのか。歩いて、見て、感じてください。

■見どころ3 師から弟子へ、弟子から師へ

益子さんのお話の聞き手として、堀部安嗣さんをお招きしました。堀部さんは、およそ30年前、益子さんのアトリエに弟子入りしました。門前の小僧習わぬ経を読む、ではありませんが、連続的に建築を学ぶというよりも、益子さんの後ろ姿を見て、堀部さんは学んだといいます。「“輪郭はもっと滲ませたほうがいいね。”などの益子さんの口から出る弱々しいぼんやりとした言葉は、二項対立の一端ではなく、自身が柔軟な心身を準備するための“おまじない”のような意味をもっているのでは」とも。益子さん自身も、アトリエではあまり教えるようなことはしてこなかった、といいながらも、その反応が先に向かう弾みになったと述べています。そんな二人の話から、建築の先を感じ取ろう。いざ、裏磐梯へ!


町の工務店ネットのみなさまには、詳細のお申込み要項を配布しておりますのでそちらをご覧ください。

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