【長野】3/14〜15 町の工務店ネット全国総会2023

新たな芽吹きが始まる、いざ啓蟄の信州へ。

お申し込みはページ末尾にご案内しています。

今回の見どころも、ブログで紹介していますのでご覧ください。

見学① 北信五岳を望む家

北西に北信五岳を望む雄大な自然の中に建つ住まい。住まいというキャンバスに、住まい手が作品を描くように、自由自在に住みこなしています。しっかりと温熱環境を整えた母屋と、中間領域を挟んで建つ小屋、そしてアウトドアリビングなど、椿建築所の真骨頂ここにあり。郊外に暮らすというのはこういうことだ、と刮目必至。


【開催地】
長野県長野市〜山ノ内町
【日程】
2023年3月14日(火)〜3月15日(水)
【見学先】
①北信五岳を望む家/設計施工 椿建築所
②篠ノ井の家/設計 田中敏溥建築設計事務所 施工 ダイコク
【報告】
① 「定番」をアップデートする先駆者たち
② 工務店実践報告
③ 新たな組織でのスタート
【集合・解散】
14日 12:10 JR長野駅集合
15日 12:30 メトロポリタン長野解散(JR長野駅直結)
【参加費】
34,000円/人 シングル(満室・受付終了)
32,000円/人 ツイン
税別 バス・資料・会場・懇親会・宿泊・講師費等含
【宿泊】
メトロポリタン長野

見学② 篠ノ井の家

田中敏溥さんは、向こう三軒両隣の大切さを解き、実践されてきたパイオニアです。現在編んでいるムック本では、田中さんと、伊礼智さんに対談いただくこととなりました。そして今回、田中さんが手がけた住宅を、ご本人の案内で見学できる僥倖に恵まれました。

田中敏溥(たなか としひろ)
1944年新潟県村上市に生まれる。1969年東京藝術大学建築科卒業。1971年同大学院建築専攻修了。
茂木計一郎のもとで環境計画及び建築設計活動に従事。
1977年田中敏溥建築設計事務所設立。

報告① 「定番」をアップデートする先駆者たち

伊礼 智
オートクチュール(高級な注文服)ではなくプレタポルテ(高級な既製服)のような家づくりのために、標準化、そしてブラッシュアップを続けてきた「i-works」。これぞ、まさに伊礼智の定番。

(いれい さとし)
琉球大学理工学部建設工学科卒業、東京藝術大学大学院美術学部建築科修了後、丸谷博男+エーアンドエーを経て伊礼智設計室を開設。2012年から住宅デザイン学校で実務者向けに設計講義を行う。システム設計を行なった提案型住宅「i-works」を展開する。近著に『伊礼智の住宅デザイン学校』

山田貴宏
地域に、集落に向かって開き、太陽を、窓からも屋根からもたっぷり取り入れる家。地元のものを使うのは当たり前、リユースできるものは使い、解体時まで配慮した、地域の循環の中にちゃんと位置する住まい。

(やまだ たかひろ)
早稲田大学建築学科都市環境工学専攻修了。清水建設、長谷川敬アトリエを経てビオフォルム環境デザイン室 設立。主に国産材と自然素材を活用し、地産地消でかつ伝統的な木の家造りを中心とした建築/環境設計を行う。パーマカルチャーのデザイン手法・哲学を背景とした住環境づくりをめざす。建物とそれを取り巻く自然まで含めた幅広い環境と場づくりがテーマ。

趙 海光
現代の「町家」であるからこそ、集まって暮らせるような場所を、と考えながら走りつづけ、いくつかの町ができました。着々と工事が進んでいる町角計画の全貌をここに。

(ちょう うみひこ)
法政大学工学部建築学科卒業。ぷらん・にじゅういち代表。1990年代に台形集成材を使用した一連の木造住宅「台形集成材の家」を設計。2007年以降、町の工務店ネットと共同で現代日本の木造スタンダード住宅を目指した「現代町家」シリーズを展開、数軒の住宅群で魅力的な町かどをつくることを提唱、実践している。

田瀬理夫 & 佐藤慶一
A²プロジェクトで、20ヶ月に渡り19地域で学んできた二人が、長野の町角計画でタッグを組みます。長野での集住計画の定番を目指した計画を発表します。

(たせ みちお)
千葉大学園芸学部造園学科卒業。「ワークショップ・プランタゴ」を開設。後にSUM建築研究所の一連の集合住宅プロジェクトに参加。現在、株式会社プランタゴ代表。【主な作品】アクロス福岡/アクアマリンふくしま/味の素スタジアム西競技場/ゆりが丘ヴィレッジ/地球のたまご/クイーンズメドウ・カントリーハウスの馬付住宅プロジェクトなど。
(さとう よしかず)
工務店での設計・現場管理等の実務を経て、椿建築所設立。町の工務店ネット会員。かつて建築家・秋山東一氏のフォルクスハウスに学び、「木造打ちっ放し」で、生活の器としての、キャンバスのような家を手がける。秋山・田瀬理夫両氏にA²プロジェクトで師事し、緑あふれる集住計画へ熱い想いを向ける。

報告② 工務店実践報告 4社の取り組み、それぞれに学びあり。

永本清三(永本建設 代表取締役)

大工育成、中規模木造といった、工務店がこれから取り組むべきテーマにいち早く着手し、押しも押されもせぬ存在に。その努力と成果を聞きます。


本峰久(いなほ工務店 代表取締役)

建築家・村松篤さんとタッグを組んだ定番住宅に取り組む。儲かってないけど一生懸命やっている、と笑いながら話す背景には、いくつかのツールの存在がありました。


新野恵一(入政建築 代表取締役)

地域に風景を作りたい、と、はじめての町角づくりに着手。小さな工務店がなぜ町づくりに至ったのか。自社の定番住宅の名を冠した、その計画を発表します。


鈴木克彦(マクス 代表取締役)

365日欠かさずブログを書くことで人生が変わったと公言します。そこに続け、という工務店も現れました。工務店は社長自らがブランドであり、そのためのブログの役割とは。

報告③ 新たな組織でのスタート

基調報告 「再び、歌え!」

小池一三(町の工務店ネット 代表理事)

町の工務店ネットが基調とすべきは、スタイリッシュなデザインを重視しながら、生活よりのデザインへと向かうことではないか。コロナ禍後、新時代に求められるあり方について話します。


組織改変・その方針と計画

佐塚昌則(町の工務店ネット 代表理事)

小池と二人体制で代表を務めることになりました。町の工務店ネットが、業界においてどのような役割を果たすのか、どんな視点で運営していくのか。これから実行する計画や、田園居住推進協議会を含めた新しい組織に注目してください。


田園居住推進協議会 再スタート

松村幸次(田園居住推進協議会 代表理事)

新たに田園居住推進協議会の代表理事に招聘。雑誌『住む。』などの編集・広告企画に携わりつつ地域工務店を中心とした販促ツール、Webサイトなどのコピーライティング、プロモーションも手掛ける。自らの暮らしを通して、真に持続可能な住宅、建築のあり方、食、エネルギーとインフラ、都市の姿について独自の視点で考察し、執筆・制作活動を行う。

役職は3月時点でのもの

お申し込み

町の工務店ネットのメンバーは、こちらのフォームからお申し込みください。追って必要事項を連絡いたします。
https://forms.gle/PDVQuwxZbTXvsR2i8
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