住まいマガジンびお

こよみで読む住まいマガジン・びお

「びお」は、季節を楽しむひとの住まいづくりを応援するウェブマガジン。二十四節気や七十二候のこよみをもとに、住まいと生活の視点から旬な話題を届けます。

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二十四節気や七十二候は、季節の移り変わりを言葉で表した、古来伝わるこよみです。おおきくてまあるくて、ときには強くときにはやさしく、足元を照らしてくれるお日さまとお月さま。その二つの存在を日々たしかめながら、私たちは生活に秩序を見出してきました。

季節の移り変わりを感じ生きることは、暮らしに句読点を打つことです。地域ごとにことなる歳時記は、風土に合った住まいを考えるうえでベースになります。その土地に合った暮らし方を一番に理解し、人々の生活の器をつくるのは、地場に根をはる町の工務店。「びお」は、全国の町の工務店をはじめ、住まいづくりの専門家や暮らしをテーマに活躍する人たちと、季節を楽しむ住まいの情報、暮らしの知恵、住まいとは何かを考えるきっかけをびおから発信することで、住まいづくりをより歓び高めるものへ変えるお手伝いをします。

「びお」からほぼ毎日届けるさまざまな住まいづくりの情報から、私たちの暮らしがいまよりももっと、イキイキと充実したものになるように、「びお」はお日さまやお月さまに見習って、つねに明るくおおらかにあり続けたいと思います。

町の工務店とつくるかわら版ネット・ちいきのびお

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いま、住まいづくりの分野では、デザインや設計の同質化が問われています。はじめて家を建てようとする人たちにとって、どの工務店がどんな仕事をしているのか、特徴を理解するためには多くの情報と向き合わなければなりません。大々的な広告をうつ大手ハウスメーカーではなく、作品性に富んだ設計事務所でもなく、丁寧に住まい手の声を聞き、生活の器を愚直に設計する工務店の仕事は、一見地味でわかりにくいのかもしれません。

工務店との出会いは、インターネットでの検索によって、容易になっているようで、選択肢が増えたことが、かえって決め手に迷ってしまうことも問題です。つまり、自分のイメージに合った工務店を選ぶことが、住まいづくりの最初の難関とも言えるのです。

では、何が工務店の個性と言えるのか。大きくは、地元の材料を生かした住まいづくりがあります。その土地の風土に合ったつくりで、その土地で採れた建材を用いて木の家を建てる。それが日本人の住まいとして一番身近で基本的な家の姿です。しかし、多くの人には、工務店が持つ地場のネットワークの広がりや奥行き、そしてその価値が伝わらずにいます。でも、それが他でもない工務店の強みでも魅力でもあります。

全国に点在する工務店がそれぞれに自社のある地域のローカル情報を生活の視点から発信していくことは、土地に根ざす本物の工務店であることが伝わる一つの手立てとなります。「ちいきのびお」は、工務店の魅力をよりわかりやすく伝えることのできるメディアなのです。

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