いつになったらスマート家電がどうでも良くなくなるか

地域の一隅を照らす工務店を
応援したい佐塚です。

僕はブログのタグに「家電・ガジェット」などを
わざわざ設けているぐらい
そっち系の話題が好きです。

昨日、NHKニュースwebに
「スマート家電 なぜ日本で普及しない?」
という記事がありました。

スマート家電 なぜ日本で普及しない? | NHK | ビジネス特集
【NHK】本格的に登場しておよそ10年。日本で普及が進まないスマート家電を取り巻く状況を取材しました。

記事によると、スマート家電の所有率は
日本が13%、中国92%、アメリカ81%だとか。

日本ではセキュリティが心配で
普及しないようです。

siriとかOKGoogleとかが常時待機状態のスマホ
(いつもアナタの声を聞こうとしてる)を
持ち歩いていながら、何言ってんだと思いますが。

記事中にある報告書っていうのはこれですね。

文中にデータ引用元もありますが
引用元レポートまで辿り着けませんでした。

中国の農村部まで含めて
90%以上なんてことは
ないと思うんですが…

調査の範囲や信憑性はともかく
スマート家電とかスマートホームというのは
工務店も避けて通りづらくなってきたかなと。

僕はテクノロジー好きなので
スマート家電にもとても興味はあります。

スマートスピーカーとか
連動するコンセントとか
そんなのも使ってはいます。

調理家電にレシピが追加できるとか
やってみたけど、だから何…。

今のところは
正直言って、あってもなくても
どっちでもいいと思う。

スマート家電の標榜するところは
「省エネ」「便利」「時短」「安心」あたりかなあ。

一声かけたら電気が消えるとか
暗くなったらカーテンが閉まるとか
温度に応じてエアコンがつくとか。

雨の日や荷物の多い日に
自動で玄関の鍵が開いてくれたら
いいなとか。

家の鍵だったり防犯・見守りカメラだったり。

こういう「安心・便利・時短」みたいな話は
一見幸せで最先端で、要は「スマート」に
見えるかもしれません。

でも、僕も実際にやってみて
人間の能力をどんどん不要にしていくばかり
と感じています。

住まい手さんがこういうことをやるのは
全く否定するものではありません。

でも、工務店として
スマートホームを売りにするのは
どうかなあと思う次第です。

だって、メーカーやら規格に準ずるだけで

主導権が取れませんよね。

お客様に相談された時に
「いやあさっぱりわかりません」
というだけだとカッコ悪いかもしれません。

だから一通り理解しておくべき
ではあるんでしょう。

とはいえ、この先ずっと
そうではないかもしれません。

「あってもなくてもいいもの」は
いつの間にか
「なくてはならないもの」になることもあります。

洗濯機は人間の洗濯技術を奪うから
不要だ、なんて言っても
誰も耳を貸しませんよね。

結局は自分で見極めておかないと
カッコつかないってことかなあ。

現時点ではスマートホームは
どうでもいいと思ってますが
来年になったら惚れてるかもしれません。

どうだ、この玉虫色的結論。
ま、頭は柔軟にね。

でも、工務店はこれからもそこを主戦場に
すべきでない、という思いは変わりません。