地域の一隅を照らす工務店を応援したい佐塚です。
茨城県古河市で
山あり谷ありのお話。
古河の工務店さんを訪問し
そのあと近くにある
「古河総合公園」
を訪れました。
内藤廣さんが手がけた公園管理棟と
妹島和世さんが手がけたカフェテリアが
それぞれこの公園に建っているのです。
そりゃあ見るしかないよなあ。
単に著名な建築家に行政が依頼した
というのではなく
景観工学者の中村良夫さんが
公園を設計し、お二人に
建築をお願いしたという
経緯があったそうです。
手前が妹島さんのカフェテリア、左奥に内藤さんの管理棟。
この2軒の建築は
1枚の写真に入るぐらいの
距離にあります。
水路の先に管理棟があります。
公園入り口方面から見た管理棟。
水路はそのまま建物を通り抜けて
池に入っています。
連棟の管理棟をつなぐデッキの間を水路が抜けていきます。
池側から見た管理棟。
カフェテリアは妹島建築らしい
白いフレームが活きて…
妹島さんによるカフェテリア。
活きて？
はなももソフト推しなのはわかったが。
「はなももソフト」のポールとして
活きて（？）いました。
別の角度から。こちらの方がよくわかりますね。
公園も程よく手入れされており
緩やかな起伏と水辺に
落ち着いた建築があって
他にも江戸時代の古民家があったりと
近所にあったら通ってしまうなあ。
さて、その帰り。
古河駅まで徒歩で
移動している時に
事件は起こったのです。
信号を待っていると
小柄な女子高生が
何やら話しかけてきます。
「古河駅はどっちでしょうか？」
え？ いや僕地元じゃないんだけど。
でも古河駅に向かっているところです。
あっちの方ですよ。
「一緒に行ってもらってもいいですか？」
え？ 向かう方向、同じだから
歩いていけば一緒になるから
別にいいけども。
なんで地元の学校の子に
道を聞かれるのかな？
「4月から通い始めたばかりで
栃木から来ていて駅の場所が
まだよくわからないんです」
そんな遠くから来ているんだ？
「いつも友だちと一緒だったんですけど
今日は一人で道がわからなくなっちゃって。
荷物重そうですね、持ちましょうか？」
確かに僕の荷物は重い。
いろんな機器がぎっしり入っている。
万が一、これがひったくられたりしたら
とても困る。いやいいよ、と断る。
おっさんに気軽に話しかけちゃダメだよ
変な人もいるからね、と諭したら。
「でも、おとうさん、優しそうだったから」
なんだこれ。
まずい、このあとどこかに連れて行かれて
怖いお兄さんとかが出てくるのか。
上着にケチャップをかけられて
脱いだすきにお財布とか
取られちゃうのか。
あるいは駅前の交番とかで
急に警察に駆け込まれて
変態扱いされて逮捕的悪戯だったり？
ここでスマホの録音をスタートさせる。
変態扱いされたら、この後の会話が
少しは有利な証拠になるだろう。
で、スマホを出して思った。
スマホで道を調べようと
思わなかったの？
「歩きスマホはいけないかと思って。
もう一時間ぐらい迷ってるんです。」
止まってやったらいいのに！
やっぱり何かおかしい。
知らんぷりすれば良かったかなあ。
でも、本当に困っていたら
かわいそうだしなあ。
そうこうしているうちに駅に到着。
するとそこには。
先ほど別れた工務店の社長が
いらっしゃるではないですか。
嘘のような本当の話。
「こいつ、なんで俺の地元で
JK連れて歩いてるんだ？
出張にかこつけて
いかがわしいことしてんのか？」
って、思ったかはわかりませんが
普通じゃない状況だとは
想像しますよね。
道に迷ったそうでご一緒したんです
なんて説明したけど
僕が逆の立場だったら信じないよなー。
それでも改札まで来たので
気をつけて帰ってね、と声をかけたら
「ありがとうございます！
いつかこのご恩は必ず！」
と深々と礼をして
去っていきました。
本当に道に迷っていた
丁寧でいて人おじしない
きちんとしたお嬢さん
だったようなのです。
疑ってごめんなさい。
ってことを帰ってきて
妻に話をしたら。
そりゃあ完全にヤバい案件だろ！
って。
やっぱりそう？
たまたまばったり駅で知り合いに
会ったので未遂に終わったのかも。
でも、ちょっといい話だったと
夢を見たい気もするなあ。
もし、いい話だったとしたら
お礼のいつかは来なくてもいいから
将来、困った若者を見た時に
優しくしてあげてくださいね。
まとめ。
今日のブログは一見
なんの役にも立ちませんが
実のところは
古河市によき建築がある
公園があること
（ここ重要）
僕が優しい人として
認識されていること
（ここもまあまあ重要。
嘘かもしれないが）
有事の可能性を考えて出来得る
ことはほどこすこと
(古河駅なんか知らんと
さっさと別れるのが
最良だったかもだけど)
ばったり会った人の
誤解を解くことにも
ブログは活用できる
(かもしれない)こと
など、大変多くの要素を
詰め込んでしまいました。
長くなったし、だいぶ
くだけてしまいましたけど
たまにはこんなことも
書いてみてもよかろう。
以上！
