インフラとしてのiPad

地域の一隅を照らす工務店を応援したい佐塚です。

iPadは、2の時から使っています。当時、東日本大震災で発売が延期になったのをよく覚えています。つまり2011年から、ということになりますが、これが自分にとって欠かせないものになったのは、2016年、iPad Proを手に入れた時からです。

それまでiPadは、コンテンツ消費用(動画を見たり、電子書籍を読んだり、webを見たり)のタブレットとしては優れていましたが、何かを作る、ということにはあまり適していませんでした。もうちょっと砕けていうと、アウトプットには優れていたけど、インプットにはあまり優れていなかった、という感じ。

なぜ欠かせなくなったのか。それは、iPad Proと同時に生まれたApple Pencilのおかげです。もう少し正確にいうと、Apple Pencilが、これからもずっと提供され続けそうだ、となったからです。
そう、この時点でiPadはインフラになったのです(僕の中で)。

スティーブ・ジョブズが存命中は、スタイラスペンに否定的で、「最も優れた入力デバイス」として、指を強調していました。指があるのにスタイラスペンなんかいらないだろう、と。

確かに、昔のスタイラスペンというのは使いやすくはありませんでした。

僕は昔からPDAの類が好きで、visorだのclieだのw-zero3だのといった機器を買っては諦め、買っては諦めの繰り返しでした。どれもメーカーがアップデートをしなくなり、そのうち使い物にならなくなるわけです。

iPadも、そうなる可能性がないわけではありませんでした。Appleは、ダメなものにはさっさと見切りをつけて撤退してしまうメーカーです。Apple Pencil、そんなのあったっけ? ぐらいな感じで切り捨てられる可能性も大いにありました。

けれど、現在は第一世代、第二世代とApple Pencilが続いていて、曲がりなりにも第一世代のpencilに対応した本体もあります。さすがに、これはすぐに撤退したりしないだろうなと。

Apple Pencilのおかげで、手書きの手帳はほぼ全廃しました。万一のバッテリー切れや故障やらのために、ちょっとしたメモは持っていますが、今の所出番はありません。

Androidにも優れたスタイラスを備えたタブレットがありますが、いい製品がでても、その継続商品が出る可能性が全然読めません。趣味ではなく(ほんとだよ)実務に使っているので、数年後にリプレイスができない可能性があるものを、安心して選択できないのです。
Windowsならsurfaceという選択肢もなくはありません。これもペンがまあまあ優れています。ただ、アプリケーションの質・量ともにiPadには及ばないことや、サイズやバッテリーの問題などもあって、僕の用途では総合的にiPadが勝利です。

というわけで、iPadは継続的にリプレイスができるインフラのような存在だ、ということですが、これは前振り。
明日に続きます。
今日は住宅に全然関係ないように見える話ですが、明日はもうちょっと近づきます。

ちょっとだけiPadのお役立ち(?)情報。

Apple Pencilのペン先は、純正以外にも変えられます。
純正pencilで、画面にペーパーライクフィルムなどを貼っていないと、コツコツと音がうるさいですが、ちょっと弾性のあるペン先や、ペン先に被せるカバーなんかでそれが緩和できます。
また、金属製のペン先にすると、書き味が結構変わって佳し。今一番使っているiPad miniでは、ペーパーライクフィルムに金属製のペン先を組み合わせています。おすすめ。iPad使いの人はぜひお試しあれ。

左の黒いペン先がMEKOの金属製ペン先。真ん中は純正。右に転がっているのがシリコンカバー。どれも書き味が違う。