断熱等級4は4番目に高性能?

いわゆる「芸能人」をまるで知らない佐塚です。
芸能人にもそのスキャンダルにも関心がないので、今話題の「ガーシー」なる人物も、国政選挙に出てくるまでは知りもしませんでした。

そのガーシーが、懲罰をすっぽかして除名になるだろう、という報道が出ていますね。
前回、懲罰処分が出たときから、

4つある懲罰処分のうち、3番目に重い「議場での陳謝」

という風に報道されています。その4つある懲罰とは、重い順に、

除名
一定期間の登院停止
公開議場における陳謝
公開議場における戒告

なんだそうです。
これ、どう見ても、「下から二番目に軽い」と報じる方がいいように思うのですが。まあ、登院していないから登院停止に効力が薄いから陳謝、なのかもしれませんが、報道がこぞって「3番目に重い」と言っているのがとてもキモチワルイです。

もし、住宅業界で、断熱等級4を標準にしている、という会社が、「うちの断熱性能は上から4番目の高さです!」と言っていたら、どうだろう?

もちろん、少し前までの最高等級ではあるけれど、今そんなこと言っていたら失笑を買いますよね。

ところが、工務店業界には、「3番目に重い」よりもタチの悪い表現が跋扈している。

参院懲罰の3番目に重い、は、2番目に軽い、ではあるけれど、相対的な表現で、一応はその序列は理解できる。けれど、この業界でよくある、特定の建材の、特定の試験環境下での値が、あたかも住宅全体に適応されるかのような表現が、結構多くの工務店の宣伝文句に使われている。そして、僕自身もそういうことに加担してきたかもしれない。

部位を司るものの評価値をうたうのは、それはそれで是としても、工務店が競うべきなのは住まい手にどういう環境を提供できるか、に他ならないのでは。そして、その表現は結構難しい。自信があるところはやっている。そうでないと、メーカーのいう部分の数値をただ並べるだけ。
その難しいけど大事なことを、皆さんと一緒に勉強しなきゃな、と思っています。

と、二日続けて概念の話になっちゃいましたけど…。ブログ初心者として壁に当たっているので、近々、先達に学んでくることにしました。僕が頑張っている姿を見たことある人は少ないと思うけど、頑張るよ!