長野の総会見どころ4・永本建設の大工育成と中規模木造

佐塚です。
今日も総会見どころの続きです。

広島・廿日市の永本建設・永本清三さんにお話しいただきます。

工務店の課題、といっても多岐に渡りますが、このうち、「大工育成」と「中規模木造」についてお話しいただく予定です。

永本さんは、ご自身も大工を経験した上で永本建設を起業しています。だから、というだけではないでしょうけれど、大工の気持ちがよくわかり、大工が腕をふるえる仕事を作りたい、といつも言われています。
いつお邪魔しても、とても綺麗な現場ですが、別にそのことを自慢するわけでもなく、大工が自然にそうしているんだよ、と語ってくれました。

現場を案内してもらった時の様子です。突然行っても綺麗。

遠方からも、永本建設で大工として働きたい、という若者が訪ねてくるといいますから、大工不足に悩む工務店にしてみれば羨ましい話ですが、もちろん何もしないでそういうポジションになったわけではありません。どのように大工育成をし、そして人が集まってくるのか、ということをお聞きしたいですね。

もう一つ、工務店が進出したくてもなかなかできない中規模木造に、積極的に取り組んでいます。保育園の仕事を続けて受注し、また自社物件として、事業再構築補助金を活用して高耐久木材E’s-WOODの加工場も木造で建築しました。

加工場を永本社長に案内してもらいました。

中規模木造の仕事は、頼まれればもちろんできるけど、どうやって受注するのかわからない、と多くの工務店は言います。一方で、そちらに設計・施工の手を割きすぎてしまうと、住宅の仕事のサイクルが崩れてしまうというジレンマもあります。永本さんは、このあたりをどうクリアしているのか、もう一つの聞きどころ。